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地盤保証制度とは?保険に加入して住宅トラブルによる損失を最小限に
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一戸建てを購入する際に、周辺環境が整っているかなども重要ですが、「何よりも建物がのっている地盤が強固なものであるのか?」というのは、とても気になりますよね。軟弱な地盤の上に、適切な対策を取っていない家を建ててしまうと、家が傾いてしまったり、沈んでしまったりなどのトラブルに悩まされてしまう恐れがあります。家を購入する際には、「地盤保証制度」という仕組みがあることをご存じでしょうか?ここでは、地盤保証制度について詳しくご紹介します。

地盤保証制度の基礎知識

住宅を購入する場合、さまざまなリスクを考慮して契約しなければなりません。地盤保証制度というのは、地盤調査やさまざまな資料調査をもとに地盤状況を把握し、その宅地に適した基礎の仕様を提案し、不同沈下が発生しないことを保証する制度です。不同沈下事故が発生した場合、建物を元の水平状態に修復する工事を行う仕組みであり、地盤の品質保証とも言われます。住宅建築時や購入時に地盤保証に加入していれば、万が一の場合に保証を適用することができるでしょう。

一言で地盤保証制度といっても、さまざまな地盤保証会社があるため、具体的な保証内容や保険料というのは、加入している地盤保証によって異なります。地盤トラブルが発生した場合は、かなりの費用負担となる恐れがありますので、もしものことを考えると加入しているほうが安心でしょう。

地盤保証の申し込みの流れ

ここでは、実際に地盤保証制度に加入する一般的な流れについて、ご紹介します。

地盤保証制度は建物を販売する住宅事業者が、地盤保証会社の保険に申込みをする契約スタイルです。地盤調査の申し込みをすると、地盤保証会社に登録された地盤調査会社が実際に現場に出向きます。そして、地盤調査のデータを地盤保証会社が解析して地盤を評価します。地盤を保証するのにあたり、保証会社が提案した基礎の仕様や地盤改良(地盤補強)工事を実施することが条件となります。

住宅事業者は、この提案に基づいて適切な地盤改良工事を施工することで、保証書の発行を受けることができるでしょう。保証期間は地盤保証会社によって異なりますが、10~20年程度であることが多いです。

地盤保証に加入する必要性

資産価値が保たれる

地盤保証に加入しておくことで、資産価値を保つことができます。地盤保証というのは、先にご紹介したように、誰でも手放しで加入できるわけではありません。

なぜなら、加入するためには住宅事業者が保証会社に地盤調査をしてもらった上で、提案された基礎の仕様や地盤改良工事を実施しないといけないからです。つまり、地盤保証に加入できているというのは、今住んでいる土地の地盤は十分な対処が行われているということを対外的にアピールすることができるのです。安全性が、保証書という形で残せるので、売買の際には住宅の地盤の品質や価値を保つことができるため、有利に働くことでしょう。

建物への被害を未然に防げる 

地盤沈下事故に起因する建物へのダメージは非常に大きなものとなります。修復工事のためにかなりの費用がかかってしまいますし、そもそもせっかく苦労して建てたマイホームを傷物にしてしまうのは、非常に心苦しいことでしょう。

地盤保証に加入することで、地盤トラブルのリスクを発見して、適切な改良工事をする必要があるのか、実績のある地盤調査のプロに解析の対応をしてもらうことができるのです。これによって、地盤トラブルによる建物の被害のリスクを最小限に抑えて、トラブルを未然に防ぐことができるでしょう。

地盤による損害が保証される(建物が不同沈下しない地盤の品質が保証される)

万が一、事業者の瑕疵責任による地盤沈下などが発生した場合、住宅瑕疵担保履行法に基づく保険金請求をすることができます。しかし、必ずしも保険金で修復するための費用を賄えるとは限りません。対象の限度額を超えてしまうと、超えた部分は負担が発生するリスクがゼロではありません。

一般的に、傾いた建物を元の水平状態に修復する費用は500~1,000万円とされています。地盤保証に入っていれば、万が一限度額を超えてしまった場合でも、その分を地盤保証で補てんすることができるでしょう。損害額を最小限に抑えることができるので、万が一に損害を被らないためにも、地盤保証に加入しておくことをおすすめします。

ジャパンホームシールドの地盤サポートシステム

事業者に加入を依頼できる地盤保証サービスは、さまざまなものがありますが、その中でもジャパンホームシールドの地盤サポートシステムがおすすめです。地盤調査・解析の実績は200万棟を超えており、地盤の専門家が客観的にデータを解析し、地盤の品質を保証します。ジャパンホームシールドでは、建築中の事故などにも対応しており、保証期間は基礎着工日に始まり引き渡しから10~20年間です。そして、不同沈下に起因する建物の水平修復費用は、一つの地盤事故で最大5,000万円を限度としています。

地盤保証で安心な地盤を手に入れよう

建物が不同沈下などの地盤トラブルが引き起こされてしまうと、建物にダメージを与えるだけではなく、健康被害などのリスクもあります。また、修復費用も高額になるため、万が一のときのために地盤保証に加入している建物を購入するほうがよいでしょう。

ジャパンホームシールドの地盤サポートシステムで提供される地盤の品質保証は、住宅事業者向けのサービスです。建物を建築する際には、ハウルメーカーや工務店などの事業者にジャパンホームシールドの地盤品質保証の加入を依頼してみてはいかがでしょうか。
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